旅に行く場所の基準はまず美味しいものがあるところ。20年以上前の雑誌ブルータスのイタリア特集にあった「リパリを見て死ね!」これがシチリアに行くきっかけだった。まだネットなんてない時代。地球の歩き方の最後に数ページだけシチリアの情報があるだけ。ローマ、ナポリを経由してシチリアに。どうにかたどり着いたリパリ島。ブルータスの記事にあった名前の怪しいリストランテ「フィリピーノ」に小雨の中、迷いながらたどり着いた。その時食べたスパゲッティ・ボンゴレの美味しさが忘れられない。カメリエにロッソorビアンコと聞くも違うと首を横に振る。ちょっとカレーに似たスパイシーな香草フィノッキオだと数年後に判った。このお店で以前受講したモンテ物産のイタリア料理セミナーの講師で来ていたアクパッツァの日高シェフが修行していたのをつい最近知った。
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