2012年11月7日水曜日

初めてのイタリア


イタリアに行ってみたいと思ったきっかけはやはり食べ物だった。フリーランス・フォトグラファーとして独立した当時、雑誌で料理の写真を撮ることが多々あった。ある雑誌でスパゲッティの特集があった。当時の日本はイタメシ・ブームのちょっと前。お金のないアシスタント時代を経て独立した私はナポリタン、ミートソース、ペペロンチーノぐらいしか食べたことがなかった。おそらく日本人の9割以上が同じだったと思う。そんな時西麻布のアルポルトの片岡護シェフのお店に撮影に行った。パスタを12皿ほど順番に撮影した記憶がある。1皿撮影し終わると片岡シェフが僕とアシスタント、編集者に食べろとフォークを渡してくた。12皿をスタッフ3人で食べた。こんな美味しい食べ物のある国に行ってみたい!すぐにパスポートを申請し その2ヶ後、11月の終わり。ミラノ・マルペンサ国際空港にいた。初めての外国だった。

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